哲学オタク・秀一郎の人生相談室

ナニワの哲学オタクが、哲学を生かして、あなたのお悩みに回答します!

ぼくが人生相談をしようと思った理由(3)

考え方をいつもとほんの少し
変えてみることで、
全く違うものが見えてくるんやで!
 

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学校では日々、生徒たちがいろいろな相談を持ちかけてきます。
 
ある生徒のひと言で、哲学によって、先入観を排した思考の習慣が付いたことを認識したぼく。
それからは意識的に、日々の思考や言動に、先入観や予断がないか、自己検証するようになりました。
すると次第に、フラットな思考を心がけているぼく自身にも、そして生徒たちにも、「考え方のクセ」というものがあることに気づいたのです。
「考え方のクセ」は、誰もが持つ、これまでの経験や環境によって作られるもので、悪いものではありません。
 
むしろ、その人の個性や魅力を形成する核となるものなので、大切にしてほしいと思います。
 
ただ、悩みや迷いが生じている時は、この「考え方のクセ」によって、袋小路に入ったように、同じところをぐるぐると回り続ける状態になりがちです。
「考え方のクセ」は、なかなか他人とは比較しにくく、自分がどのようなクセを持っているのか認識しにくいものです。
ですから、客観的な第三者の視点で、
 
考え方をいつもとほんの少し変えてみることで、
全く違うものが見えてくるんやで!
 
とアドバイスされることで、その袋小路から抜け出せたりするわけです。
 
学校では、毎日教室で顔を合わせる生徒たちが相手でしたから、難しい話は抜きにして、体当たりで相談に乗ってきました。
教職を退いた現在も、教え子たちから時々相談を持ちかけられることがあります。
彼女たちへの回答を考えるプロセスに、哲学的思考が生きていることは言うまでもありません。
 
近年、哲学で用いられる思考法が経営判断に役立つと言うことから、哲学熱が再燃。哲学書を読むビジネスマンが急増しているそうです。
理由はどうあれ、哲学が注目されるのは喜ばしいことです。
「難しい」「敷居が高い」と敬遠される方も多い学問分野ですが、このブログでは、哲学を使ってあなたのお悩みに回答して生きたいと思います。
難しい用語はわかりやすく解説しますから、予備知識はいりません。
堅苦しく考えず、気楽に読んでいただけたら幸いです。
 
これからどうぞよろしくお願いいたします!
 
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