ぼくが人生相談をしようと思った理由(1)
キリストからキルケゴールに!
ぼくの高校時代
はじめまして、秀一郎です。
順序が前後した形になりましたが、自己紹介をさせてください。
ぼくは大阪生まれの大阪育ち。
コテコテのナニワのおっちゃんです。
そんなナニワのおっちゃんにも、純朴な少年時代がありました。
少年・秀一郎が通っていたのはキリスト教系の男子高校。
朝礼の時間には、牧師さんによる聖書のお話があって、授業では「宗教」という科目もありました。
でも、そのうちだんだん疑問が湧いてきたんですよね。
キリスト教では、「神が万物を創った」という大前提があり、その上でいろいろな教えが展開されていくのです。
「神が万物を創った」ということは、誰が決めたんやろ?
「神が万物を創った」ことが正しいんか正しくないんか、どうやって検証したらええんや?
こんな風に思いはじめたもんだから、キリスト教に対する興味が急速に薄れていったのです。
ちょうどそんな時期、社会科の先生から夏休みの宿題が出されました。
以下の3冊の本を読んで感想文を書いてこいというものでした。
いずれも本格的な哲学書です。
今にして思うと、これを何の予備知識もない高校生に読めという先生……無茶振り具合がスバラシイです(笑)。
がんばって3冊読んだものの、難しくて内容はさっぱりわかりませんでした。
でも、わからないなりに、ワクワクしました。
哲学という思考法を駆使することで、キリスト教の大前提に抱いた疑問が解明できるんちゃうか。
既成の宗教観から逃れることで、自由な思考ができるようになるかもしれへん。
そう思ったぼくは、その後、わからないなりに哲学書を読み漁っていきました。
長くなりました。続きは次回。